認知症予防のための作業療法・3つの引き出し

祝 音楽と全人教育研究所開設
 2015年11月、店村眞知子先生よりお誘いをうけ、開設記念講演の機会をいただきました。先生は聖隷クリストファー大学社会福祉学部准教授を経て、2015年7月より音楽と全人教育研究所所長を務めていらっしゃいます。先生は永田勝太郎医博のもとで25年間、心身医学と全人的医療学を学び、医学的治療は人間学の実践だと痛感し、個々の患者さんの全人的な理解をベースに、また著名なピアニストとしての経験も生かしつつ、音楽療法の研究を続けています。
 私、原 和子は、下記のようなテーマでお話しとデモンストレーションをしました。休憩及び終了時に、店村先生のピアノ演奏が入るという豊饒な環境でした。

テーマ:認知症予防のための作業療法・3つの引き出し
講演1 いつまでも健康に過ごすための作業療法の考え方を紹介
I. 「作業は健康老後生活を保障する(米、作業科学研究グループ)」という予防医学的な効果の背景
II. 人間作業モデル:全人間的実存と自己実現に繋がる作業の意志、習慣、心と身体、環境などとその適応関係
III. 音楽療法・感覚統合
絵画療法、園芸療法、動物介在療法などを発達支援的な側面からみる段階的な認知症プログラムの可能性(感覚統合、アフォーダンス)

I. 健康な老後生活を保障する作業療法学的エビデンス
II. 「人間作業もデル」を使って自分の半生振り返り
III. 感覚統合理論から
1985年10月にLorna Jean King氏(OTR)が来日し、感覚統合療法のワークショップと講演を行った。その資料を引用、参考にして認知症のOTを考える。

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