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2017年度 ワンコインセミナー7月以降のラインアップ

7月以降のワンコインセミナーをお知らせします。ぜひご予定ください。介護や作業療法のヒントあり、息抜きのワークライフバランスをとるのにもってこいの時間になることうけあいです。

毎月第4木曜日から時間・場所が変更になりますのでご注意ください。

■7月29日(土曜日) 15:00~17:00 一宮市民活動支援センター会議室

「コミュニケーション向上のためのロボットセラピー」中部大学ロボット理工学科

■9月30日(土曜日)13:00~16:00 ウィンクあいち1308特別会議室C

■10月1日(日曜日)9:30~11:30 ウィンクあいち1308特別会議室C

2日間連続セミナー「医療・福祉分野で用いる音楽の活用法」日本音楽活動研究所所長 山崎郁子氏

■11月30日(木曜日)18:30~20:30 日本福祉大学名古屋キャンパス南館5階

「革細工と作業療法」革細工講師 笹原節子

■12月17日(日曜日)13:30から16:00 中部盲導犬協会 大会議室

「生活支援及びリスクコミュニケーターとしての補助犬」日本聴導犬協会会長 有馬もと氏

■1月28日(日曜日)13:30~16:00 日本福祉大学名古屋キャンパス北館8階

「インディアンフルートと作業療法」 (株)ウォームブランケット 小林博之氏

■2月25日(日曜日) 13:30~16:00 中部盲導犬協会大会議室

「心に届ける動物介在療法」 赤坂動物病院総院長 柴内祐子氏

■会費:500円 7月のワンコインセミナーのみ無料

■対象:医療・福祉関係、一般市民

■事前申し込みの必要はありません。

■問い合わせ:info@otsupport.or.jp

 

2017 2月ワンコインセミナー     障害と生活   -夢に向かって行動をおこすことが目標をつくるー

2017年2月のワンコインセミナーでは幸種永遠さんから「障害と生活」をテーマにお話を伺いました。自分を発信してゆく大切さを身をもって感じていること、夢にむかって行動をおこすことが目標を作るというメッセージを受け取りました。

発信することの大切さはだれでも感じていることのように思いますが、幸種さんの体験を通して語られると「発信」の意味に改めて気づかされるものがありました。発信は命なんだなあ、という感覚です。幸種さんは原稿を用意され呼吸筋の力を意識しながら話されました。ゆっくりした語り口がいいです。参加者が多いところより少ない方が聞く側にも話す側にもいい環境のように思えます。幸種さんを身近に感じた分、いろいろな質問や感想が聞かれました。「なぜそこまでして自立した生活をしようとするのか」「そのとき親はあなたを受け入れることができたのか」に答えられました。「父親の最期の日に初めて父親が自分を受け入れてくれたのではないかという思いを持った」という言葉が印象に残ります。幸種さんが自分にしかできないことを見出しつつあることに参加者は共感したのではないでしょうか。

頸部に固定用の装具をつけ、リクライニング車いすに横たわる幸種さんの姿から、彼女の日常生活の様子を想像することは難しいです。参加者も自分の生活との違いをなかなか言葉にして質問しあうことできないのが本当のところかもしれません。幸種さんの仕事についてもお聞きしました。「幸種さんだから心のうちを話せる」「背中を押してもらえる」という人のつながりができています。幸種さんの身をもって「生き方」を示し、他者の「生き方」を支える力を必要とする人は多いと思います。同時に重度の身体障害をもつ人の社会参加の形を知るよい機会になりました。 幸種永遠さん、ありがとう!

 

幸種 とわさんへのお問い合わせは

NPO法人作業療法支援ネット 石本 email: ishimoto.k@otsupport.or.jp